CDの音質改善に新たな方法を発見、1度お試しあれ!
---追記2017/10/25---
---追記2017/11/01---
CDの音質を改善する方法を新たに発見したので、ここで書いてみたいと思います。 以前から、CD盤の中央と外周のエッジを緑色に塗装すると、音質が改善されると言う方法は比較的知られています。 これは、CD盤内部で読み取りのレーザー光が乱反射して、ピットを読み取った光にノイズが載り音質が劣化するのを、緑色の塗装で乱反射の光を吸収して音質を改善出来ると考えられています。 CDはデジタルなんだから、こんなことで音質が変化するのはおかしいと、おっしゃられる方もおられますが、実際音質は変化します。
CDの開発当初はあまり話題になりませんでしたが、最近はCD以外のデジタル音源も多種にわたり流通すようになり、ジッターノイズの低減がデジタル音源の音質改善にかなり効果がある事が認められております。 これは音楽データーを区切るクロック信号の時間軸でのずれや、揺らぎによって音質が劣化する事です。このクロック信号を正確に読み取る、または正確なクロック信号でアナログ変換を行うことで、綺麗な音が取り出せると言うわけです。
最近では、このクロック信号を正確に供給する為に、ルビジウム原子発振器などを使った製品も見受けられます。 前置きは長くなりましたが、ジッターノイズを如何に減らせるかが、ここの鍵となります。 今回実験したのは、上記のCD盤を緑色に塗装することにプラスして、塗装したCDを何度もCD-Rにコピーすると言うものです。普通に考えたらコピーを繰り返せば劣化すると思われがちですが、今回の実験では逆のことが起こりました。 これは私見ですが、コピーを繰り返すことにより、CD内のクロックデーターが正確になり、読み取りやすい波形になっているのかも知れません。本当のところは判明しておりません。
手順 1、音質を改善したいCDに緑色の塗装をする 2、上記CDをPCなどを使い、CD-Rにディスクコピーをする 3、出来上がったCD-Rを緑色に塗装する 4、塗装したCD-RをPCなどで別の新品のCD-Rにディスクコピーする 5、上記3、4、を繰り返し、10回ディスクコピーを行う 6、出来上がった10枚目のCD-Rも緑色に塗装する 7、10枚目のCD-Rを使い音響システムで再生するか、iTunes等で音楽データーを取り込む ※ 注意:、iTunes等で音楽データーを取り込む際は、非圧縮モード(appleロスレス .wav)を使して下さい。 10回もコピーするのは大変だと言う方は、1回コピーする都度、音質を確かめて見て下さい。 10回としたのは、9回目と10回目の音質差があまり感じられなくなった回数です。 回数は、お好みに応じて調整してみてください。でも、この変化に気付いてしまった方は、途中でやめられなくなる事必至です。もしかしたら耳の良い方は、11回目、12回目…となるかも!
---追記2017/10/25---
その後の実験で、塩ノ谷早耶香さんの「魔法」のシングルCDを用いて15回目まで音質変化を確かめました。
10回目以降も段々高音質になって行く事を確認しました。追加実験は15回目でやめましたが、まだ良くなる予感がします。時間が許せばさらに実験を試みたいと思います。Hi-Resでもない16bit/44.1kHz音源にこんなにも多くの情報が入っている事に驚かされました。しかし、CDの元の録音音質が良くないと、ここまでの変化は確認できないと思います。今回の音源、塩ノ谷早耶香さんの「魔法」を含むCDは非常に録音が凝っています。同じレコード会社キングレコードの「上野優華さん」の音源も試しましたが、ここまでの変化は期待できませんでした。
---追記2017/11/1---
さらに、実験を続けて21回目までコピーを繰り返しました。実験は塩ノ谷早耶香さんの「魔法」のシングルCDです。20回目と21回目の違いがほんの僅かになり、この辺がこの実験の終点かと思い終了します。
21回目と、何もしていない音源を聞き比べれば、違いは歴然です。是非一度試してみてください。
聴き比べには、アップサンプリングON(サンプリング周波数192kHzと、ビット深度24bit)とロックレンジアジャストを極限まで絞ると、高音質で変化がわかりやすいと思います。
---CDコピーに関する補足---
<私的使用のための複製> 著作物などをコピーするときは権利者に許可を得るのが原則ですが、著作権法では権利者の許可なくコピーできる例外がいくつか認められています。「私的使用のための複製(コピー)」もその一つです。私的使用のための複製とは、個人的にまたは家庭内か家庭内に準じる範囲で使用することを目的として行うコピーをいいます。
---補足終了---
せっかくですので、CD-Rは有名メーカーの製品をお勧めします。又、残念ですが9枚のCD-Rは無駄になってしまいます。今後の課題としてCD-RWでの実験を試みようと考えております。 CDの緑色塗装に関し、説明を付け加えておきます。
今回使用した塗装用具:
ZEBRA 裏うつりしない<水性顔料>紙用マッキー 緑色 価格165円位
塗装箇所:
外周のエッジ、中央の穴のエッジ、中央の透明な面(裏表両面)
実験に使用した作品:
しおちーの愛称、塩ノ谷早耶香さん(残念ながら2017年5月に芸能界引退)の以下の4作品(キングレコード)
採用理由:
声質がハスキーな為、音質の変化がわかりやすい、CDの録音音源の音質が良い、彼女が好きだから
最後に、どの様な音質変化があるのかを書いておきます。 文章で表現するのは難しいので、音質変化の参考になるシステムを例に取り上げ記述してみたいと思います。 一部の方にしか知られていませんが、パイオニアやオンキヨーのオーディオ製品に有る機能で「ロックレンジアジャスト」と言うものがありますが、このロックレンジを狭い側に設定した際に変化する音質とよく似ています。今回の実験で変化した音がこれと似ている為、CD-Rコピーを繰り返すたびに、クロックが正確になると言うことを予想しています。 上記の音質変化は筆者の感覚的なもので、誰しもが感じ取れるかは保証できませんので、クレーム等はご遠慮願います。
音楽CDからの複製については、個人で視聴を楽しむ目的以外、著作権法上、無断で複製することは禁じられています。音楽CDから曲をコピーし、無料で配布したり、営利目的で使用したりすることは法律で処罰されます。
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